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『世界樹の迷宮』シリーズ雑記。HPのごたごたも
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いないことの方が多くなってますが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 昨年の目標だったせかふぉ完結をなんとか達成できたのが、2017年は大きいです。出した本はコピーを除けば4冊とそんなに多くはないですが。

 2018年の目標はせかごを始めて終わらせることです。これをもって、無印からこのサイトで10年続けてきたクッククローの冒険を一区切りしたいなあと考えています。
 つづきからちょっと真面目(?)に、クッククローのお話を。
 少しだけ、うちのギルド設定のネタバレを含みます。


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 せかさんの時点でクッククローを継続させたとき、せかふぉで一端別のギルドにしたときは、あまり続けるつもりはなかったんですよね。っていうかそもそも長編で書く気もあんまりなかったので。
 せかふぉをゲームとしてクリアしたとき、自分は無印チームの子世代をイメージしてプレイしていました。無印の人たちは、作品をご存じの方ならおわかりのとおり、クッククローから離れてしまうんですね。でも、ギルドとしてのクッククローは、別の人が継いで残っている。「じゃあクッククローはこのあとどうしたんだろう?」…という想いがずっとありました。
 せかさんはせかふぉをリアルタイムプレイしながら、裏でお話を作っていたんですが、そのときに、ぼんやりとあった今の「イーグルたちのギルドは、カイトであったときの記憶をおぼろに思い出した際に付けた僭称(『クッククロー』とは無関係のクッククロー)で、サイモンのギルドが『クッククロー』の流れを汲んでいる」という設定を確立させました。このクッククローはアルに引き継がれ、セカダンに登場するクッククローとなり、フェイによってせかごの世界へと持ち込まれます。
 ところで話を遡りますと、2のときにクッククローは二つに分かれたんですね。サイモンたちが引き継いでいったギルドは、ファルクが継いだ方です。せかふぉのアティは彼の姪で、ファルクとアティによってのちの『図書館』が生まれることになるので、そこの出身であるフェイも、ある意味彼らの系譜です。
 じゃあ、ライが継いだギルドはどうなったのか?

 話は少しずれますが、自分が書くときにおいて、世界樹の迷宮本編の物語は冒険者のものであれ、と常々思っています。選ばれし者が運命に導かれて樹海を踏破したのではなく、歴史に残るのは踏破したという伝説とギルドの名だけで、個々人が何を思って迷宮に挑んだのかはもちろん、個々人の名すら残らない。世界樹の迷宮から離れれば英雄ではなくなる、そういう描き方をしたいなあと考えていました。クッククローはいくつか世界樹の迷宮を踏破していますが、所属したほとんどの人が、一つの踏破しか経験していません。また、継続して冒険者を続けている人たちもとても少ないです。
 最近になって、せかふぉはこれに大きく矛盾したなあと思います。ファルクやアティは自分の冒険者としての功績をもって、図書館を作ります。彼女たちは歴史に残ってしまう冒険者なんですね。
 一方で、その後の歴史に一切出てこない、ライという冒険者が継いだクッククローもあったわけで。
 クッククローのお話を閉じるにあたって、何故一つのギルドの変遷を描いてきたのかが分かるように、本編12巻(予定)・番外3巻での全15巻(予定)が一つの物語であったことを書きたいなあ、とぼんやり考えています。
 冒険者とは一体何なのか。主人公ひとりひとりにとって違う答えが出てきたものを、セランも出してくれると良いなあと思いつつ。
 もう少しだけおつきあいいただけると嬉しいです。これを読んでくれているあなたは、もうほとんどいないと思いますので、ここだけの秘密ということで。

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