ライ(白ダク)・♂・15~16くらい
バックグラウンド等:エトリアで不正をしていた冒険者ギルドで育てられていた少年。
元々ストリートチルドレンで、スリ癖やイタズラ癖だの素行は悪いが、直情径行で根は素直。
その後のその後:二代目クッククローを引き継ぎ、ハイラガードの六階層を踏破します。
さらにそのあとはカリンナと一緒に世界を巡る旅に出て、冒険者として名を馳せる……まではもう少しかかりそうですが。
雑感等:レオンの後輩というか弟分みたいなキャラクターです。彼が十代の頃はもう少し性格歪んでたと思いますが……人のふり見て我がふり直せですね、ライが入ったことで少しはレオンの素行もマシになり、ライの教育には良かったかと思います。
本物の家族でない大人がたくさんいる中で揺れ動く思春期の少年というコンセプトがあったので、実際にいそうとお言葉いただき嬉しかったです。
なんというか、こいつは大人に……なるのかなあ……成長してもお調子乗りなところはあまり変わらなさそうな。運は強いので、なんとかやっていけるんじゃないかなあ。
とりあえず、本物の冒険者気質というものの持ち主です。あと運はレオン以上に良いです。というわけで彼以上に「冒険者として以外で生きられない」感じですかね。冒険してないと死んでまうんですよ、こういうタイプは。
カリンナ(おさげカメ子)・♀・15~16くらい
バックグラウンド等:呪術師の村の生き残り。非常に強い呪術の才能をもち、生まれた村を滅ぼしたことで記憶を失い心を閉ざした。元は明るく素直な少女。
その後のその後:ライと一緒に楽しくやってますが、カースメイカーの力はだんだん薄らいでってるようです。
終章に出てきた絵手記は彼女のものです。クルスが忘れてったものに絵と脚色を加えて出したという裏設定…ちゃんと彼の許可は取ってますよ、プライベートなところは省いて編集したそうな。
雑感等:子供組の三人は、レオンではなくライを中心とした人間関係を組んでいます。まあライとカリンナは言わずもがな、典型的ボーイミーツガールなんですが。
カリンナは他キャラ視点だとあんまり喋らない分、彼女視点の話は書いてて新鮮で楽しかったですね。結構お気に入りのキャラです。
正直カスメの話は裏設定的にして、あんまり書かない予定だったのですが予想外にいっぱい出張りましたね彼ら。どうでもいいですが、カリンナとレオンの組み合わせは幼女(って年でもないけど見た目的に)と誘拐犯みたいで通報されそうだなーとか思いつつ書いてました。自分のせいではないにせよ、二人とも故郷が滅んでもうないという共通点がありますね。
コユキは一貫した「孤独」を貫くキャラですが、カリンナは独りではないのに「さびしい」キャラとして書いていました。孤独の強い部分がコユキなら、弱い部分はカリンナという感じですね。
ファルク(ショタガン)・♂・15
バックグラウンド等:ノアの弟。武功がなければ家門を存続できない生まれのため、銃士として幼い頃から訓練を積んできた。
育ちのためやや高圧的で、幼い分ノアより詰めが甘い。
その後のその後:ライたちと同じくクッククローを継ぎますが、ハイラガ攻略後の彼の処遇は、実はあまり考えてません。
世界を巡る旅に出たのは間違いないですが、ライやアルマたちとは一緒におらず、かといって腐れ縁のように行く先々で再会して合流してるといいですね。冒険者の考えることなんざ大体同じ。そのうちに、彼は彼の道を見つけていくという方向で良いんじゃないでしょうか。彼も、ライとは違うベクトルで、冒険者としてしか生きられない人になっていきそうな気がします。
雑感:ライのライバルという立ち位置で登場したキャラクターです。もうちょいイヤミでかわいくない奴だったんですが、子どもっぽさの方が前面に出てましたね。おかげで、真面目で頭の固い感じのキャラになりました。
ライとのガチ喧嘩は書いてる私が一番ビビってました。まあ、ちゃんと仲良く?なれてよかったですね。
多分、成長したら一番心身共にイケメンになるんじゃなかろうか。クルスとは貴族コンビなのでもう少し組んで登場してみせたかったのですが、特に二人とも絡むようなところもなく……カリンナと違ってコンセプト通り、ライ絡み(あと姉)以外のことには発展しなかったですね。
まあ冒険者としてビジネスライクな部分というか、冷静な部分を受け継いだんじゃないでしょうか。そんな感じです。